第1話 「泣き虫うさぎの華麗なる変身」 脚本:富田祐弘、作画監督:松下浩美 |
月野うさぎ14歳中2。ちょっとおっちょこちょいで泣き虫な性格。お寝坊なうさぎちゃんは育子ママに起こされて目を覚まします。慌てて家を出るうさぎちゃんは学校へ向かう途中で子供たちにいじめられている黒猫を助けます。黒猫を助けたうさぎはおでこに貼られている絆創膏をはがし、絆創膏の下には黄色い三日月模様がありました。 学校へ到着したうさぎちゃんでしたが遅刻してしまい廊下に立たされてしまいました。朝食抜きのうさぎちゃんはお弁当を食べようとしたら見つかり、テストでは赤点採って担任の桜田春菜先生に怒られ落ち込んでしまいます。 放課後、うさぎは親友の大阪なるの家の宝石店へ行きます。今、バーゲンをやっているようです。なるちゃんのお母さんは客寄せしていますが、なにやら怪しい笑みを浮かべています。実は、ダークキングダムという悪の組織の四天王・ジェダイトが操っている妖魔・モルガなのでした。モルガは人々のエナジーを集めようとしているのです。 なるちゃん家のお店を出たうさぎちゃんは赤点の答案用紙を投げてしまい、それが男の人の頭の上に当たってしまいました。焦るうさぎちゃんでしたが、男の人からは「もっと勉強しろ。お団子頭。」と言われ怒ってしまいます。男の人はうさぎちゃんが去った後、なるちゃんの店の宝石店をじっと見ています。 家に帰って来たうさぎちゃんは育子ママがうさぎのクラスメイト・海野ぐりおからテストが帰って来たことを知り、うさぎも見せてと言われます。赤点に怒った育子ママはうさぎを締め出してしまいました。弟の進悟にもなめられてしまううさぎちゃん。姉としての威厳は皆無。泣き出してしまいます。 ようやく家にいえてもらえたうさぎちゃん。うさぎちゃんが部屋でぐったりしていると朝助けた黒猫が現れます。驚いたことにその猫がしゃべりだしました。ルナというその猫は絆創膏が剥がれ三日月模様が現れたことでしゃべれるようになったのです。ルナはうさぎにブローチを渡し、周りで続発している謎の事件を解決してほしい、仲間と一緒にルナのプリンセスを探し出してほしいというのです。あまり信じていないような様子のうさぎちゃんでしたが、「ムーンプリズムパワー・メイクアップ」と叫んだら、なんとセーラームーンという戦士に変身してしまいました。お団子部分についている音波から親友のなるちゃんの助けを求める声が聞こえます。セーラームーンはなるちゃんを助けに向かいます。 一方、なるちゃん家では妖魔・モルガが人々のエナジーを大量に集めつつあります。そして、モルガはついになるちゃんのエナジーを奪おうと襲いにかかりました。そんなところへセーラームーンが現れます。モルガはエナジーを奪った人々を操り、一斉にセーラームーンに攻撃を開始します。セーラームーンは転んで血が出ただけで泣き出します。ムーンがピンチになっているところへ一輪のバラが。タキシード仮面という男の人がムーンの危機を救ってくれました。セーラームーンはおでこについているティアラで敵を倒すことができました。 〈声の出演〉 月野うさぎ…三石琴乃、地場衛…古谷徹、ルナ…潘恵子、海野ぐりお…難波圭一、桜田春菜…川島千代子、大阪なる…柿沼紫乃、うさぎの母…高木早苗、ジェダイト…小野坂昌也、モルガ…阿部道子、女子生徒…嶋方淳子、女子生徒…南場千絵子 |
第2話 「おしおきよ!占いハウスは妖魔の館」 脚本:柳川 茂、作画監督:松本勝次 |
十番街のとある場所に行列ができています。どうやら占いのようです。占っているのはお爺さん。大勢の人で賑わっています。行列客の中に眼鏡をかけた怪しい人がいます。「愚かな人間どもめ。」 ジェダイトです。 ダーク・キングダムでは幻の銀水晶を早く見つけ出すようにとクインベリル様が促せます。幻の銀水晶が見つからない代わりに人間のエナジーが欲しいといい、ジェダイトは新たな作戦を考えているようです。 月野家。今日もうさぎちゃんはお寝坊さんです。案の定遅刻してしまい、また廊下に立たされてしまいました。なぜかクラスメイトの海野ぐりおも一緒です。うさぎちゃんのことが好きな海野くんはなるちゃんにどうすればいいのかと相談します。なるちゃんは占いがいいと言い、新しくできた占いハウスを紹介します。 学校が終わり、いつもの行列ができている十番街の爺の店を通りかかるうさぎちゃん。しかし、その日は誰もお客さんがいません。目の前を見ると、新しくできた占いハウスがそこにはありました。「若い人は新しいもの好きだからね。」という爺に、うさぎちゃんは自分を占ってもらうようお願いします。爺の診断によるとうさぎちゃんはよく会っている男性に好かれているとのことです。 ゲームセンター・クラウンにやってきたうさぎちゃん。そこへ現れたバイトのお兄さん・古幡元基。彼はうさぎちゃんが憧れている人であり、うさぎちゃんは今回の占いで言われた男性が元基お兄さんだと思ったのです。 クラウンを出たうさぎちゃんは改めて元基お兄さんとの相性を占ってもらおうとします。十番街の爺にするか新しくできた占いハウスへ行くかで迷ってしまい、自分で占って決めようと靴を投げます。すると、前回うさぎちゃんがテストの答案用紙を投げたキザな男の頭の上に当たってしまいました。怒った男の人とうさぎちゃんはまた言い争いになってしまいます。 新しくできた占いハウスに海野の姿がありました。占い師の女性はカードを自由自在に操り、人の体に吸い込まれていきます。なるちゃんは海野がうさぎちゃんのことを好きみたいだと話し、びっくりのうさぎちゃん。そこへなぜかスーツ姿の海野が登校してきました。いつもとは違い強気な態度の海野くん。授業を妨害したり先生に怒られても反省しません。うさぎちゃんはなるちゃんから海野が占いハウスに行ったことを知ります。海野以外にも様子が変わった生徒が大勢いることにルナは悪いエナジーを感じます。うさぎちゃんとルナは占いハウスが怪しいとみて占いハウスへ向かいます。弱腰のうさぎちゃんは仕方なくセーラームーンに変身。案の定、占いハウスには海野たちの姿があり、人間に化けた妖魔・バームに操られていました。海野たちはセーラームーンを襲おうとしますが、そこへバラが飛んできました。タキシード仮面です。「どんな不利なことでも絶対にあきらめないことだ。」とタキシード仮面に励まされ、うさぎちゃんはティアラを使って敵を倒し、海野たちももとに戻りました。 〈声の出演〉 月野うさぎ…三石琴乃、地場衛…古谷徹、ルナ…潘恵子、ジェダイト…小野坂昌也、海野ぐりお…難波圭一、大阪なる…柿沼紫乃、桜田春菜…川島千代子、うさぎの父…真地勇志、バーム…江森浩子、占い師…宮内幸平、古幡元基…佐藤浩之、雄二…置鮎龍太郎、女子生徒…深居みさ |
第3話 「謎のねむり病、守れ乙女の恋する心」 脚本:隅沢克之、作画監督:夏目久仁彦 |
ダークキングダムのクインベリル様が、エナジーはまだかと言っています。ジャダイトによれば計画は順調に進行しているそうです。それを聞いたクインベリルは、今度は大丈夫だと安心します。 十番街では、うさぎちゃん、なるちゃん、春菜先生が同じラジオを聞いていました。春菜先生はなんだかうれしそうです。ジェイダイト―がDJを務めるこのラジオ番組は、リスナーからラブレターを募集し、採用された人には、恋が実る夢の花・フラワーブローチがもらえるみたいです。うさぎちゃんもフラワーブローチがほしいみたい。でも、うさぎちゃんにはラブレターを送る相手なんていません。ルナは大事な使命を忘れて深夜までラジオを聴いているうさぎのことが心配です。 翌朝、新聞には寝たら起きない謎の睡眠病が大流行しているという記事が載っていました。うさぎちゃんのパパはそんなのにかかってみたいと言っています。ママとパパがラブラブな様子でいると、遅刻しそうなうさぎちゃんがあわてて学校へ行きました。 また先生に怒られると思っていたうさぎちゃんでしたが、学校へ到着すると春菜先生はまだ来ていませんでした。うさぎが来てすぐに春菜先生は来ましたが、ぐったりした様子で、そのまま眠ってしまったのです。海野は春菜先生に何があったのか心配でしたが、うさぎちゃんはラッキーと喜んでいます。春菜先生はフラワーブローチをしていました。 春菜先生は何をしても起きず、ついに救急車に運ばれていきます。なるちゃんの話によれば、今街では眠ったら二度と起きない睡眠病が流行っているみたいです。うさぎちゃんは能天気にも、睡眠病にかかってみたいと言っています。 学校の帰り、なるちゃんと「ミッドナイト・ゼロ」の話をしながら歩いているうさぎちゃん。なるちゃんは未来の彼氏宛にラブレターを書いて送ってるそうです。うさぎが「未来の彼しかぁ〜」なんて言っていると、前を歩いていた人にぶつかってしまいました。またまた会った、キザな男。彼はまたうさぎに嫌味を残して言ってしまいました。なるちゃんは素敵な人と言っていますが、うさぎは腹が立っただけでした。 家に帰ったうさぎちゃんは未来の彼氏宛にラブレターを書こうとしますが、文章を書くのが苦手で困ってしまいます。そこでうさぎちゃんは、ジェイダイト―に会って、ラブレターの書き方を教えてもらおうと考えます。ラジオ局を訊ねたうさぎちゃんでしたが、ミッドナイトゼロはやっていないと言われ追い返されてしまいます。新聞の番組表にもミッドナイトゼロは書いてありません。でも、ラジオをつけると、ミッドナイトゼロは放送されているのです。今夜のラブレターは、なんとなるちゃんでした。 翌日、学校に行くとなるちゃんが春菜先生と同じフラワーブローチを持っていました。なるちゃんがブローチをつけると、なんと、なるちゃんは眠ってしまったのです!駆けつけたルナは事件だと言います。FM局で何かが起こっているのだと。 ジャダイトは着々と人間のエナジーを集めていました。フラワーブローチを使って、恋する女性のエナジーを奪っていたのでした。「そろそろミッドナイトゼロの開局とするか」 ラジオ局に乗り込もうとやってきたうさぎちゃんとルナでしたが、どうやって中に入ればいいのかわかりません。そこで、ルナはいろいろな職業の人に変身できる変装ペンという新しいアイテムをうさぎに渡しました。うさぎちゃんは美人アナウンサーになって、さぁ、ラジオ局に潜入です。ミッドナイトゼロの放送スタジオにやってくると、ジェダイトが番組をジャックしていました。うさぎは番組に乗り込み、フラワーブローチをしてはいけないと呼びかけます。すると、妖魔・フラウが姿を現しました。いったんスタジオから逃げたうさぎはセーラームーンに変身し、再びジェダイトの前に現れました。妖魔がセーラームーンとルナを襲ってきます。うさぎはムーンティアラアクションを使って妖魔を倒しましたが、ジャダイトには通用しません。そこで体当たりでぶつかりますが、やはり敵いません。そんな時、赤いバラが飛んできました。タキシード仮面さまです。ジャダイトは足元に飛んできたバラをみて逃げていき、タキシード仮面もまたすぐに去って行きました。 事件は無事に解決し、ねむっていた人たちが目を覚ました。うさぎはタキシード仮面様にラブレターを書いていましたが、ミッドナイトゼロは終わってしまったのでした。 〈声の出演〉 月野うさぎ…三石琴乃、地場衛…古谷徹、ルナ…潘恵子、ジェダイト…小野坂昌也、海野ぐりお…難波圭一、大阪なる…柿沼紫乃、桜田春菜…川島千代子、うさぎの母…高木早苗、うさぎの父…真地勇志、フラウ…麻上洋子、古幡元基…佐藤浩之、部長…河合義雄、局員…江川央生、局員…田中一成 |